成績が上がらない、学校の授業についていけないなど、お子さまに勉強への苦手意識があったり、家で勉強する習慣がないなどの場合には、手厚いサポートができる個別指導塾をお勧めいたします。とはいっても、たくさんの個別指導塾があるので、どこにすればいいのか迷ってしまいますよね。このページでは、個別指導塾を探すときに知っておきたい5つのポイントについてご紹介いたします。
個別指導塾は、集団塾よりも先生との距離が近く、接する時間が長いのが特長です。
そのためにはたくさんの先生が必要ですので、多くの個別指導塾ではアルバイトの先生が授業を担当します。アルバイトである以上、中には教育に熱心ではない先生もいます。テキストの解答を読んで、解法を伝えるだけになってしまうこともあるでしょう。
答えを教えるのではなく、お子さまが自分で解けるように導くためには、入念な準備と知識、経験、そして熱意が必要です。お子さまのために親身になり、熱意を持って指導してくれる先生がいる塾を選んでください。
そのためには、実際に塾に行き、校舎長と面談することをお勧めします。校舎長が親身にお子さまのことを考えているようであれば、管理者として先生たちにもそれが伝わる指導をしているはずです。
お子さまそれぞれの目標や能力に合わせて、学習内容を変えられるのが個別指導の強みです。
体験授業の前や入塾の面談をする時に、どのような授業をするかをぜひ確認してください。「学校の進度に合わせて」や「○○社のワークを使って」といった話ばかりだったら要注意です。
そうした話しかできない塾は、決まったカリキュラムを消化するだけで、お子さまに合わせた授業はしてくれない可能性があります。
また、面談時にお子さまの目標について確認してこないなど、目標の話が出ない場合も気をつけてください。ゴールを決めずに授業の内容を決められるはずがありません。
お子さまの目標がどこにあるのかをきちんと踏まえたうえで、現在の状態や苦手になっているポイントはどこかをしっかり分析し、目標に向かって何をどの順序でやっていくのか。それをきちんと説明してくれる塾を選びましょう。
一般に、個別指導塾は集団塾に比べて費用が高めです。
1度に教えられる人数が少ないのでしかたがない面もありますが、「個別だから高い」というだけで済ませてはいけません。あらかじめ近隣の相場を調べ、妥当な金額であるかはチェックしましょう。また、明らかに相場より低い場合も確認が必要です。
1コマの授業時間がよそより少ない場合や、「管理費」「教材費」など、授業料以外にかかる費用が高いことも考えられます。夏休みや冬休みの特別講習の費用も大きな額になるため、忘れずにチェックしてください。
パンフレットなどからは総額が分かりづらいこともあるため、実際にかかる費用総額(目安)を塾に聞いてみるのも方法です。年間は難しいにしても、月額であればたいていの塾は教えてくれるはずです。
その塾が何を得意としているかや、近隣の環境にもよりますが、塾によっては在籍する生徒の学年に偏りがでることがあります。
小学生が多い場合はどうしても騒がしくなりますし、先生たちの指導内容もそちらによったものになっていくでしょう。
また、同じ中学生主体の塾でも、受験生である中3生が多いか、それ以外が多いかによって、塾の雰囲気が変わってきます。ぴりぴりと引き締まった雰囲気がいい場合は受験生が多めのほうがよさそうですが、その空気に萎縮してしまう子だと本来の力が出せなくなってしまいます。歳の離れた子が多いと気後れする子もいるかもしれません。
在籍する生徒の状況は入塾前の面談で教えてもらえますので、お子さまの学年に合わせた塾選びの材料としてください。
前項の内容と重なる部分がありますが、塾によって得意な分野が違います。
中学受験を得意とする塾もあれば、非受験生の成績アップを重視する塾もあります。個別指導塾の場合、高校受験対策を打ち出すところも多いです。英検や漢検といった検定対策に強いところもありますし、中高一貫校の学校進度に合わせた対策をする塾もあります。
初めからそれが売りだったり、特定の生徒が集まってきたからなど、背景は様々ですが、特定の分野を打ち出すのはそのノウハウがあるからです。
お子さまに何が必要なのか、塾に通う目的をしっかり見極めて、目的にあった塾を選ぶようにしましょう。ホームページやパンフレットだけでは分からない情報もたくさんありますので、校舎長に得意分野を聞いてみることをお勧めします。