子ども達・保護者の教育の選択肢をひろげるために導入された制度です。
文部科学省のHPには、以下のように概要が載っています。
「従来の中学校・高等学校の制度に加えて,生徒や保護者が6年間の一貫した教育課程や学習環境の下で学ぶ機会をも選択できるようにすることにより,中等教育の一層の多様化を推進し,生徒一人一人の個性をより重視した教育の実現を目指すもの」
6年間同じ学校に通うことで、一貫した教育を受けることができます。
学校によってさまざまな特徴があり、例えば、
・国際化に対応する教育を重視する学校
→コミュニケーション能力の育成、国際交流活動や国際理解教育の推進など
・情報化に対応する教育を重視する学校
→インターネット等の活用、情報リテラシーや情報モラルの育成など
・じっくり学びたい子どもたちの希望に応える学校
→個別のきめ細かな教育計画を立て子どもたちを指導などがあります。
一つの学校として6年間、一体的に中高一貫教育を行います。
高校入試を行わずに、同一の設置者(県や市)が設置する中学校と高等学校を接続して中高一貫教育を行います。
異なる設置者(市立中学と県立高校など)が設置する中学校と高等学校を接続して中高一貫教育を行います。中学に進学する際は入学選抜は行われず、高校に進学する際は入学選抜が行われます。
私立では、国語、算数など学科ごとの入試問題が課されるのに対し、公立では「作文」「適性検査」が課されます。面接は、私立公立ともに多くの学校が実施します。
学科ごとの試験の代わりに実施されます。適性検査では、複数の教科の知識を総合して、論理的に考える力や、自分なりの提案や意見を表現する力が求められます。
「適性検査」で求められる力は、ふだんの生活の中での読み書きや、資料を読み取って考えることです。高度な知識や技術を必要としていません。
しかし、「問題の設定やテーマを把握し、資料を読み取る→それを論理的に考え、自分の言葉で表現する」ことに慣れておかないと、検査本番で戸惑うことが予想されます。