こちらでは「各科目別学習方法【社会】」について書かせていただきます。
どうぞご参考になさってください。
社会は、身の回りや、現在の社会の問題だけでなく、人が関わって活動している産業構造を理解して、
社会の仕組みを理解していくことで、社会に適応する人間としての常識を身に着ける。
また、歴史的に現在に及ぼしている事実を学ぶものです。
事実から学び、何が実際の社会生活で起きているのか?
または、起こったことから、何を学ぶべきか?知ることができる科目です。
難しいことを言ってしまいましたが、以下のような視点で学ぶことをお勧めします。
社会も暗記系科目ですが、関心を持つことで、単なる暗記ではなく
興味 → 関心 → 記憶 につながると考えています。
大ざっぱに言ってしまうと自分の住んでいる地域と他の地域との関係性を学ぶことを目的にしております。
例えば、
農業や工業製品として、他の都道府県に何を主に出荷しているのか?
何をどこの都道府県に出荷しているのか?
自分たちの住んでいる地域の産業が他の都道府県にどんな役に立っているのか?
知ることが重要です。
なぜ、その産業が栄えたのか? 地形や気候から受ける産業発達の糸口を知ること、
そして、
衰えている伝統工芸はあるのか?
なぜ、衰えているのか?
などといった視点で学ぶことが日本地理の理解につながります。
同様に世界の産業と日本との関係を学ぶのが、世界地理です。
逆に日本に全く交流のない国を学ぶことは入試に出題される頻度としては低いですが、
逆に関心を持つことができる対象にもなります。
日本が他国との輸出入でどんな関係があるの?
どこから何を仕入れて、何を輸出しているのか?
世界の国々がどんな産業が発達して日本と関係を持っているのか?
日本地理同様に地形や気候から産業の特徴を知ることができます。
また、
日本も島国としてどんな産業構造の特徴があるのか?
世界にどんな産業的な役割があるのか?
世界の気候はどんなものがあり、どんな生活をしているのか
わかってきます。
現在の日本に影響を与えている歴史的事実を知る科目です。
当時の生活様式、文化を知ることで、現代のとの違いを知る。
当時、日本をどのように統治することで、民衆の生活が成り立っていたのか?
日本の歴史を知ることで、日本の文化そのものを知る科目です。
極端なお話をすると、となりの家のご家庭が、昔からどんなに有名な地主さんであっても
日本の歴史を動かした人物でない限り、教科書に載ることはありません。(笑)
ですから、教科書に載っている人物、場所、物は、
現代、少なからず次の時代を変えることとなった事実を紹介しているのです。